最近よく耳にするCBDとは何か??

日本でも、健康志向の人たちの間で関心が高まっている「CBD」。
CBDとは一体何なのでしょうか?また、どんな効果があるのでしょうか?
イギリスにはCBDが入った薬剤を開発中の製薬会社があったり、と海外では医薬品としての可能性も研究されつつあります。
ここでは、CBDとその魅力について分かりやすくまとめてみました。

 

目次

 
CBDとは?

CBDとは大麻に含まれる113以上の種類のあるカンナビノイド成分の内のひとつであるカンナビジオールの略称です。このカンナビジオール(=CBD)は、近年世界中で注目を浴びている医療大麻の研究によって、様々な病気の症状を緩和することが分かってきました。

 

大麻って危険じゃないの?

私たち日本人は「大麻」と聞くと、違法で使ってはいけないもの、というイメージをどうしても抱いてしまいますよね。
しかし『CBD(カンナビジオール』はには気分をハイにさせたり、快感を与えるといった精神を興奮させるような成分は一切ありません。日本でもCBDを含んだ製品が販売されており、もちろん安心して摂取することができます。
大麻の主成分は、『CBD(カンナビジオール)』 『THC(テトラヒドロカンナビノール』と大きく2つにわけることができるのですが、実は、私たちが『危ないもの』とイメージしているのは『THC(テトラヒドロカンナビノール)』なのです。

THC(テトラヒドロカンナビノール)』は気分をハイにさせたり快感を与えたりする成分を持っているため、日本を含め多くの国ではまだまだ違法成分として禁止されています。
しかし、一方のCBDは健康食品として近年では日本でも様々な製品が販売され、YouTubeSNS、雑誌やテレビでも取り上げられることが増えてきています。

米国や欧州では医療用としてすでに活用が進められているなど、CBDはいま大注目の成分なのです。


CBDの効果

では、どんな研究が行われ、どういった効果が期待できる、と実証されているのでしょうか。
CBD研究は各国で行われていますが、最も有望な臨床試験のひとつを紹介したいと思います。
ある臨床研究では、不安障害に関しての研究が行われました。
不安障害とは普段生活している中で、悩みや不安の中でも極端に重度なものを指し、女性に起こりやすいと言われてるものです。
女性に限らず、10人に3人は一生涯に不安障害を発症すると言われ、誰にでも起こりうる症状なんです。
そして、 臨床研究では、ビデオカメラの前でスピーチを行い、主観的に不安が増加するか、を試しました。すると、CBDを投与した不安障害の患者は、不快、不安が著しく減少し、予測されていたスピーチの失敗が減少したのです。
研究結果で実証されているように、普段の生活にCBDをとりいれることで、不安障害の予防・軽減することで毎日明るく、生活できるかもしれません。
以上にあげた不安障害の軽減の例以外にも、多くの効果が期待されています。
例えば、ストレスや不安の緩和、偏頭痛や関節炎、生理痛(PMS)などの鎮痛作用。 また、睡眠障害の改善、肌の炎症の緩和など、本当に多くの症状を、しかも手軽に緩和させてくれるとなると、ぜひ一度試してみたいですよね。

 

実際に使ってみた感想

私も実際に、ネットショップで購入して試してみました。CBDを初めて試す方には、楽天などの大手通販サイトでも手軽に購入するのがオススメです。
特に効果が感じられたのは、睡眠と生理痛の緩和でした。以前はどちらも症状がひどく、睡眠に関しては、ちょっとした物音で目が覚めたり、起きた後もなんとなくだるく目覚めがよくなかったのですが、CBDオイルを摂取した次の日の朝は、頭がとてもすっきりして朝が爽やかに感じられました。
生理痛もCBDを使う前は、とても症状がひどく、生理がくる1週間前位からちょっとしたことにもイラっとしたり、生理がきたら腹痛や頭痛に悩まされていましたが、いまとなっては随分楽になりました。
私にとっても、CBDはなくてはならないもののひとつとなっています。

ヘンプオイルとは?

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ヘンプオイルとは

ヘンプオイルとは麻の実の種子からとれる油脂のことで、別名麻実油とも呼ばれています。生のヘンプシード(麻の実)を熱を加えず、強い圧力をかけてすりつぶすことでヘンプシードオイルができあがります。種子に対して一般的に25〜40%のオイルを抽出することが可能となっています。ヘンプオイルは他のオイルと比べ酸化しやすいため、加熱調理には適していません。そして、開封後は直射日光を避けなるべく早めに使い切ることを心がけましょう。

栄養

必須脂肪酸が豊富

ヘンプオイルには、必須脂肪酸と呼ばれるオメガ3系脂肪酸とオメガ6系脂肪酸が豊富に含まれています。この必須脂肪酸は人間の体内で作ることができないため、食事やサプリメントなどを通して補う必要があるのです。しかし、必須脂肪酸を豊富に含む食材は少なく、不足しがちなのが実情です。
必須脂肪酸が不足すると、お肌のカサカサや血液のドロドロ、脂肪肝の原因になってしまうのです。
ヘンプオイルに含まれる脂肪酸の80%近くが必須脂肪酸となっており、大さじ1杯で1日に必要なオメガ3系脂肪酸が含まれています。ヘンプオイルを普段の食事に取り入れることで、人間の身体に必要な必須脂肪酸を気軽に摂取できるんです。

希少なガンマ・リノレン酸も含有

さらにヘンプオイルには他のオイルには含まれていない必須脂肪酸のガンマ・リノレン酸も含まれています。このガンマ・リノレン酸は、血糖値,コレステロール値,血圧を下げたり、PMSやアレルギーの症状を緩和する働きがあるのです。含有量は2−5%と決して多くはないですが、希少な脂肪酸ヘンプオイルで摂取できるのは嬉しいですよね。

トランス脂肪酸が0 

普通、食用オイルは作られる過程で高温にさらされる機会が多いため、含まれている脂肪酸の多くがトランス脂肪酸という身体に悪影響を及ぼす脂肪酸に変化してしまいます。
このトランス脂肪酸は、がんの原因にもなると言われる活性酸素を作り出したり、悪玉コレステロールを増やし、血栓をつくるなどして心臓病のリスクを高めるとも言われているのです。
しかし、ヘンプオイルは低温で搾られるため、トランス脂肪酸が生成されないのです。

調理

先に挙げたようにヘンプオイルは熱に弱いため、スプーンでそのまま食べたり、スープやスムージーに加えて摂取するのに向いています。
また、パンやパスタにかけても味がまろやかになってとても美味しいですよ。普段の料理にヘンプオイルを取り入れ、味にひと工夫してみると料理も楽しくなりそうですね。

麻を着る

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衣服に使われる麻

麻の繊維は丈夫で通気性、吸水性に優れているため、湿度の高い日本の春夏に適した素材としてたくさんのアパレル製品に使用されています。
麻の種類は全部で30種以上と言われていますが、衣料に使用されるのは主にリネン(亜麻)、ラミー(苧麻)、ヘンプ(大麻)、の3種類です。
しかし、家庭用品品質表示法上で麻という表現が許されているのはリネンとラミーのみであるため、ヘンプの繊維が使われている洋服には「植物繊維(ヘンプ)」という表記がされています。

麻の繊維の特徴

リネン、ラミー、ヘンプに共通する特徴は、
・通気性があり涼しい。
・吸水性、吸湿性があり蒸れにくい。
・発散性がありカビが発生しづらいため、衛生的。
・耐久性があり薄くても丈夫。

という4つの点です。
だからこそ、日本の蒸し暑い春や夏のオシャレにピッタリなんですね。
独特のシャリ感のある肌触りも好き嫌いは分かれますが人気の秘訣です。
また、麻繊維は弾力が乏しく、シワになりやすいという欠点がありますが、その独特なシワが味わいとなり、少しこなれた雰囲気を出します。
また、最近ではコットンとの混紡素材を使用することで、シワになりにくい洋服も作られているので、どうしてもシワが嫌だという方でも麻繊維のファッションを楽しむことができますよ。

リネン(亜麻)の特徴

現在、日本で最もポピュラーなアパレル素材として、シャツや肌着、ソックスなどに使用されています。
ヨーロッパでは4,000年以上前から高級素材として洋服に使われていたそうです。
日本で使われるようになったのは、明治時代に入ってからで、それまではラミーやヘンプのほうが麻素材として主流でした。
麻と聞くとガシガシとした質感があり着用すると肌がチクチクとするため、敬遠される方もいらっしゃると思います。
しかし、リネンは他の麻に比べて細く短い繊維のため、着用してもチクチクせず、しなやかで柔らかな質感なのです。
また、リネンは他の麻繊維に比べると光沢がないため、カジュアルな服装に重宝されます。

ラミー(苧麻)の特徴

日本では、ラミーはリネンよりも古くから使われていました。縄文初期の遺跡から発見されたり、万葉集日本書紀にも記述があるなど、ラミーは古くから日本人の生活に馴染み深い植物なんです。
繊維としての特徴はリネンと似ていますが、リネン以上にシャリ感が強く、涼感も天然素材の中でも断トツに優れてるので、やはり夏の衣料にピッタリの素材と言えます。
また、独特のコシがありシワ感がつよいリネン以上に好き嫌いの分かれる素材かもしれません。
光沢感が非常に強いため、シャツなどに使用すれば、上品な大人の雰囲気を演出できます。

ヘンプ(大麻)の特徴

前述したように、家庭用品品質表示法上では「麻」と呼べないヘンプですが、リネンとラミーの良いところどりした非常に優れた繊維だということをご存知でしたでしょうか。
抗菌性、吸水性、発散性、シワになりにくさ、紫外線防止の点でリネンやラミーよりも優れています。

ヘンプ リネン ラミー
抗菌性
吸水性
発散性
シワになりにくさ × ×
紫外線防止
着心地

また、環境問題が叫ばれている現代で、ヘンプは持続可能でエコロジーな植物としても大変注目を浴びています。
・害虫に強いため、農薬を使わなくても栽培ができる。
・降水量が少ない地帯でも栽培できるため、砂漠化の抑制に役立つ。
・CO2の吸収効率が木材より高く、地球温暖化の防止に役立つ。

などの特徴を持つため、ヘンプ素材を使用することで、間接的に地球の環境問題の解決に関わることができるんです。